コハラレーシングテクノロジー代表の小原 斉がレースへの情熱や今までの自身の経験を綴るブログ。
“2011年 総括”
Post Date:2011/11/04
先週10月30日に、2011年のKohara Racingのレーススケジュールを無事に終える事が出来ました。
メーカーの皆様方の御支援、テクニカルスポンサー各社様の御支援、チームに関わったスタッフの皆さんの努力、そして、応援して頂いたファンの皆さんの御声援、その全ての皆さんに心から感謝致します。
結果から言えば、渡辺 一馬のランキング3位が今年の成果になると思います。
これは勿論、彼の努力の賜物であり、素晴らしい結果だと思います。
しかし、我々(渡辺 一馬を含む)は目標を優勝に置いていたので、その目標を達成出来なかった悔しさは残ります。
岡崎 静夏は、結局ポイントを獲得する事が出来ませんでした。
しかし、十分にポイントを獲得出来るだけの力は有ると思っています。
自分の今持っている力を結果に結び付けられる様に、少しずつ成長して行ければと思います。
津田 一磨は、限られた時間の中で良く頑張ったと思います。
チーム側も、17インチタイヤでのレースが初めてだった為に、セットアップに手間取った所もありました。
彼が望む様な結果ではなかったかもしれませんが、今回の参戦が来年に繋がってくれると良いと思います。
こうして書くと、今年は思うような成果が得られなかった様に聞こえますが、そうでもありません。
一馬と静夏は、今年走った全てのサーキットで自己ベストを更新しました。
これは小さな一歩かもしれませんが、確実に前に進んでいる証拠です。
私は日頃から、ライダーに自己ベストの更新を目指すように話します。
勿論、コースレコードを更新出来ればそれに越したことはありませんが、自己ベスト更新の方が重要だと感じています。
過去の自分に負けない事、小さな一歩を積み重ねる事で、コースレコードに到達する日が来るのだと思います。
そういった意味で、二人には十分な手応えを感じています。
レースの世界では「たら」「れば」は無いとよく言われます。
「雨が降らなかったら」とか「コンディションさえ良ければ」をいくら言っても結果は変わらないのです。
そういった不確定要素を全て含めて、それでも尚結果が残せるだけの実力を身に付ければ良いのです。
それを肝に銘じて、新しいシーズンに備えたいと思います。
来シーズンの事はまだ未定ですが、じっくりと体制を整えて、見応えのある素晴らしいレースが出来るように頑張りますので、来年も御声援を宜しくお願い致します。
Update:小原