コハラレーシングテクノロジー代表の小原 斉がレースへの情熱や今までの自身の経験を綴るブログ。
“不撓不屈”
Post Date:2013/08/11
先日、全日本選手権R-5 もてぎ2&4大会が終了しました。
「後半戦からは巻き返す」と意気込んでいた我々にとっては、厳しい結果でした。
J-GP3クラスでは、思うように埋まらないマシンの性能差に苦戦を強いられました。
セットアップの時間が足りなかったのは他のチームも同じ事で、言い訳にはなりません。
狙っていた性能を出し切れなかった部分もありますが、100%の性能を引き出せたとしても菊池さんがトップ争いをするのはかなり難しい状況でした。
そんな中でも、菊池さん、静夏共に今シーズン初ポイントを獲得して、最終戦の出場権を確保してくれました。
特に静夏は、日曜日朝のフリー走行でエンジントラブルが発生してしまい、エンジンを載せ替えて決勝を走らなければならないハンデを背負ってしまいました。
決勝前にバタバタしてしまい、落ち着いてレースに臨める環境を用意してあげられず可哀想な事をしてしまいましたが、それでも本人が頑張ってポイントを獲得出来たのは収穫でした。
テルル&EM★Kohara RTの小室も着実にマシンのセットアップを詰めてきており、上位争いに絡む所まで来ています。
今回は残念ながら転倒してしまいましたが、手応えは掴んで来ているようなので、次戦に期待したいと思います。
J-GP2クラスの哲太は、8耐で1000ccマシンに乗った事のリハビリと、R-1(もてぎ)の時との環境差に苦しめられましたが、これも哲太にとっては 良い経験になったと思います。
決勝では他車との接触もあり後方からの追い上げを強いられましたが、それが無くても難しいレースだったと思います。
そもそも1000ccマシンに乗る事が決まった時点で今回の苦戦は予測していましたので、厳しい結果は覚悟していました。
哲太にとってはいろいろな事が初めての経験なので、一つ一つ積み重ねて強くなってくれれば今回の厳しい結果も価値のある物です。
今回の苦い経験を糧に、次戦以降成長してくれる事に期待します。
2週間後にはR-6 SUGO大会があります。
今出来る事に集中して、レースを楽しみたいと思います。
皆さんに喜んで頂けるような良い結果が残せるように頑張りますので、応援宜しくお願いします。
Update:小原