コハラレーシングテクノロジー代表の小原 斉がレースへの情熱や今までの自身の経験を綴るブログ。
“悲劇”
Post Date:2011/08/11
8耐も終わって、全日本後半戦に向けて着々と準備を進めています。
そんな中、静夏が「アジア国別対抗ロードレース」に日本代表?として参加してきました。
インドで行われてた初戦は250cc(CBR250R??)のワンメイクレースで、殆んど練習する機会も無いままぶっつけ本番のレースだったようです。
結果、日本代表?はビリ争いだったようで、少し乗り慣れてきた第2レースは数台とのバトルの末9位というリザルトだったようです。
「アジア国別対抗ロードレース」といっても、日本代表はMFJ選出で静夏が選ばれていますが、国によってはその国の威信を賭けてトップライダーを送り込んでくる国もあるようで、なかなか手強いようです。
次戦は全日本併催のSUGO大会になります。
アジアのライダーを日本で迎え撃つ訳ですから、是非頑張って欲しいと思います。
もてぎ戦の予選時に壊れた静夏のエンジンですが、こんな悲劇に見舞われていました。
エンジンの構造を理解している人が見たら「あちゃ〜」って感じだと思います。
コンロッドという部品が折れた訳なんですが、高回転で回っているエンジンの中でコンロッドが折れると、クランクシャフトに繋がっている側のコンロッドがエンジンの中でぶんぶん暴れて、ありとあらゆる部品を粉々にしてくれます。
静夏のエンジンも全損状態で、使える部品は殆んど在りませんでした。
まあ、エンジンがロックして転倒という最悪の事態が避けられたのは不幸中の幸いでした。
来週は全日本の事前テストです。
一馬は8耐でJSBに乗っていたので、600の感覚にすぐ戻れるかどうかが心配です。
静夏は既にエンジンも直っているので、もてぎで出し切れなかった分、SUGOで爆発してもらいたいと思います。
Update:小原