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K's Soul

コハラレーシングテクノロジー代表の小原 斉がレースへの情熱や今までの自身の経験を綴るブログ。

“2010年シーズンの総括”

Post Date:2010/11/08

2006年にスタートした「Keihin Kohara Racing Team」にとって、2010年シーズンは特別なシーズンになりました。

共に戦ってきた伊藤選手が『全日本ロードレース選手権からの卒業』を宣言して、20年以上に亘り応援して頂いたファン、関係者をはじめとする全ての皆さんに感謝の気持を持って、最高の走りで恩返ししたいという思いで臨んだシーズンでした。

しかし、その思いが強すぎたのか初戦の筑波では転倒をしてしまい、次の鈴鹿ではアクシデントに巻き込まれて怪我をしてしまうなど、我々の思いとは裏腹に最高の走りが出来ないまま前半戦を終える事になってしまいました。

例年は「F.C.C. TSR」から参戦していた8時間耐久レースは、沢山の皆さんのご支援により「Keihin Kohara Racing Team」として初参戦させて頂ける事になりました。

ペアライダーには玉田 誠選手を迎えて、優勝を狙える最高の体制で臨む事が出来ましたが、惜しくも2位という結果に終わりました。

しかし、8時間耐久レースで良いフィーリングを掴めた事と、後半戦に向けてチーム、マシン共に特に変更をする必要が無かったので、非常にスムーズに全日本後半戦に入って行く事が出来ました。

特にSUGO大会では、応援に駆けつけてくれたケーヒン大応援団の前で、見る者全てを魅了する素晴らしい走りで「Keihin Kohara Racing Team」設立以来の悲願だった『地元SUGOでの優勝』を成し遂げる事が出来ました。

それ以降、終盤戦の伊藤選手は全盛期を思わせるような素晴らしい走りで3連勝、最終戦の鈴鹿でも2ヒート共に2位表彰台を獲得し「全日本選手権卒業レース」を飾る事が出来ました。

本当に沢山の人々に惜しまれつつ、「伊藤 真一 本来の走り」で卒業のシーズンを締め括る事が出来たのは、伊藤選手は勿論、チームにとっても大変幸せな事だと思っています。

今年一年を振り返って、改めて全日本選手権に措ける伊藤選手の役割、影響力の大きさ等を実感しました。

今後は、伊藤選手のように誰からも愛される、存在感の大きな、そして何よりも強い選手を育てられるように後進の育成に力を注いで行きたいと思います。

Update:小原

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