コハラレーシングテクノロジー代表の小原 斉がレースへの情熱や今までの自身の経験を綴るブログ。
“懐かしい風景?”
Post Date:2010/09/13
先日ツインリンクもてぎにて、全日本の事前テストが有りました。
本来であれば全日本R-6もてぎ戦の前週に行われる筈の事前テストですが、4月に行われる予定だったMotoGPが10月に移ってきた為、もともとの全日本事前テストが日程的に不可能になり、急遽岡山戦の前に行われる事になりました。
しかし、来週行われるインディジャパンの準備の為に、普段使っているピット&パドックが使用できず、東ピット(通常東ショートコースを使う時に使用)を使ってのテストになりました。
写真で観て判るとおり、東ピット&パドックはかなり狭くてギュウギュウ詰めです。
しかもピットは屋根しかなくて、かなりの開放感!
マシン作業からピットでの会話まで、全て筒抜け状態でした。
設備の整ったピットを使うことに慣れてしまっているので、かなり不便に感じましたが、何か懐かしい感じもしました。
1970年代、1980年代は、今のようにシャッター付のピットがあるサーキットは殆んどありませんでしたからね〜
開放感と同時に、家族的と言うかフレンドリーな感じでチョット良かったな〜
ヨーロッパでは「グランプリサーカス」と呼ばれていて、シリーズ戦を転戦しているチームはサーカスのようにみんなで一緒に興行を造っていく仲間なんですよね。
知らず知らずのうちに贅沢になって「あれがなくちゃ」とか「これをやらなけりゃ」とか言ってますが、必要最小限の物だけでもちゃんと走れるんだって事を再認識出来ました。
それはともかく、伊藤選手は好調です。
マシンは好調とは言い難い状態で、本番までにいろいろ修整しなければいけない問題が山積みですが、その状態でも自己ベスト相当のタイムで走っています。
8耐、SUGO戦と良い流れに乗って、いよいよ本格的に「完全復活」ですね。
マシンに問題があっても、悪いなりに走れるのが好調の証です。
我々も、何としても伊藤選手が要求する様なマシンに仕上げて、連勝を狙っていきますよ!
と、その前に、来週から岡山国際で事前テストです。
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Update:小原