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K's Soul

コハラレーシングテクノロジー代表の小原 斉がレースへの情熱や今までの自身の経験を綴るブログ。

“感動そして感謝”

Post Date:2010/09/01

今年の大きな節目となった8耐が終わって、あれやこれやとばたばたしているうちにSUGO戦を迎えてしまいました。

しかし、今回は事前テストでも比較的好調で、自己ベスト付近までタイムを伸ばしていました。
ここ数年SUGOは8耐からの切り替えが上手く出来ずに、タイムが伸び悩み苦戦するパターンが多かったのですが・・・

好調の理由として考えられるのは2つ。
1つ目は玉田選手との相性が良かった為、8耐では殆んどストレス無く良い走りが出来た事。
2つ目は、自チームで8耐参戦したと言う事で、8耐からの切り替え等が全く必要なく、スムーズに後半戦に入れた事。

伊藤も「例年よりも調子が良い」とレースウィークに向けて自身をのぞかせていました。

しかし、全てが順調だった訳ではありません。
テスト初日、調子が上がってきた所で突然エンジンブロー。
現場での再生が不可能だった為、2日目のテストはマシン1台で進める事になりました。

レースウィークに入っても、いつもより落ち着いているように見えました。
例年だと「ケーヒン大応援団の前で結果を出さなければ」と気持ちばかり焦って、集中しきれていないような所もありましたが、今回は上手く集中出来ていて周りもあまり気にならない様子でした。

予選では、ダンロップ勢が軟らかいタイヤでタイムを出して来る事は判っていたので、コースレコード(27"8)を目標にセットアップを進めました。
本人も自分が出さなければいけないタイムは判っていたようで、想定タイムで走った時に起きるマシンの挙動を予想してコメントしていたようでした。

最終セッション、集中を高めてコースインしていった伊藤選手の姿は、2005〜2006年と2年連続チャンピオンになった頃のように自信に満ちた姿だったように思います。

結果、コースレコード(27"5)でポールポジション獲得!
最終ラップに狙い澄ましたようにタイムを出すあたりから好調さが伺え、明日の決勝も大丈夫だなと確信しました。

決勝の朝を迎えて伊藤は少し緊張している様子でした。
地元レースで劇的なポールポジション獲得ですから、周囲の期待も一気に上がり、少し集中が途切れていたように見えました。
しかし、レースが近づくにつれ落ち着きを取り戻したようで、グリッドに付いた時には良い集中が出来ていたようでした。
「序盤で引き離せなければ最後までもつれ込むぞ」「後半勝負のガマン比べになるかも」など声を掛けましたが、本人は『最初から目一杯行く』と決めていたのかもしれません・・・

誰が見ても判り易い、抜きつ抜かれつのレース展開では無かったですが、秋吉選手とのバトルは見応えがありました。
序盤からハイペースを維持したままの手に汗握る展開。
去年の伊藤なら「一度秋吉選手を前に行かせて」という組み立てをしたかもしれません。
しかし、今回はそんな素振りは微塵も見せずに真っ向勝負。
意地と意地とのぶつかり合いで、本当に見応えのある良いレース見せてくれました。
「このまま2人の芸術的な走りをずっと見ていたい」と思えるほどの素晴らしいバトルだったと思います。

秋吉選手のコースアウトで歴史的なバトルに決着が付いた後は、伊藤のファイナルラップを見守りながら5年間の思いが込上げてきました。
Keihin Kohara Racing Teamをスタートして以降、我々にとってSUGO戦は何としても結果を残さなければいけないレースで、伊藤、チームは勿論、ケーヒン大応援団、地元支援者の皆さん、地元ファンの皆さん、みんなが待ちに待った優勝の瞬間でした。

皆さんに次々に祝福して頂き、心から喜んで頂いている顔を見て、5年間の胸の痞えが取れたようですがすがしい気持ちになりました。

この瞬間を信じて、我々を支え続け、応援し続けてくださった全ての皆さんに“ 感謝 ”致します。

ありがとうございました。

・・・とはいえ、我々の戦いは終わったわけではありません。

次の岡山に集中です。

Update:小原

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